ぺんぎんの1日
こんにちは。ぺんぎんです。
今回は、Sciences Poでの大学院生活を疑似体験してもらうために、わたくしぺんぎんのある1日を、写真を交えてご紹介したいと思います。
月曜日から金曜日、どれにしようかなと考え、一番つらい木曜日を選びました。
木曜日の授業はこちら。
- 08:00~10:00 Defense and Security in Asia
- 17:00~19:00 Political Philosophy of Law
- 19:15~21:15 International Public Law
では、始めましょう。
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今週がはじまってもう4日目。ちょっと疲れてきています。
6:30 起床
おはようございます。今日は1限があるので早起きです。
つらいです。
メトロに乗って、学校の最寄り駅Rue du Bacに向かいます。
この時間帯は、いつも満員のメトロも空いているので、座れて嬉しいです。
着きました。
8:00 授業開始:Defense and Security in Asia
なんとSciences Poの1限目は8時から始まります。
秋冬はまだ真っ暗です。非人道的な朝の早さですね。
カフェテリアは早朝から空いているので、朝の授業にカフェオレ(90セント)は欠かせません。
授業は、名前の通り、アジアの安全保障についてです。日本・韓国など東アジアから、インド・パキスタンなど南アジア、オーストラリアあたりまでが範囲の授業です。やはり最近の話題としては、中国の台頭と米中関係が多いですね。今日の授業では、中国の政治体制などについて学びました。
10:00 授業終了
睡魔に耐えて、2時間の授業を乗り切りました。えらい。
17時まで授業がないので、家に一度帰ることもできますが、毎週木曜のお昼にフランス人とTANDEMの約束があるので、ひとまずカフェテリアに行きましょう。
12:30 TANDEMの時間
Sciences Poではタンデム(ランゲージエクスチェンジ)が盛んです。外国人学生が多く、Sciences Poのフランス人学生も様々な言語を勉強しているので、多くの人がパートナーを探しています。
やっぱり需要があるのは英語や中国語、スペイン語ですね。でも、日本語も捨てたものではありません。Sciences Poには外国語の授業の選択肢として日本語も用意されているので、日本語を勉強しているフランス人から、タンデムのお誘いが来ることもたまにあります。Sciences Poの外国語の授業については、また別の機会にご紹介します。
タンデムのやり方はさまざま。ただ話すだけだったり、知らない単語とか言い回しを教えあったり、宿題を出し合ったり。
自分の場合は、お昼ご飯を食べながら、フランス語か日本語で世間話をするだけ。PSIAの学生の場合、授業はほとんど英語だし、外国人学生の間の会話も英語なので、こういうフランス語を話せる機会は案外とても貴重です。話しているだけでも、文法の間違いや知らなかった単語を教えてくれたり、ちゃんとフランス語の練習になります。
まだまだ授業まで時間があります。
ということで、図書館でちょっと勉強しましょう。
他のポストでもそのうち紹介されると思いますが、Sciences Poのパリキャンパスの図書館は、環境がとんでもなく悪いです。書籍数は多いかもしれないけど、場所がない。5階まで場所を探しに上がって、場所が見つけられずにまた1階に戻ってくることもしばしば。
しかも換気システムが乏しく、とても暑いです。試験期間は最悪です。
でもとてもおしゃれです(せめてもの褒め言葉)。
吹き抜けなんか要らないから、もっと場所作れ!とも言いたいけど。
なんとか場所を見つけました。授業の予習文献を読みます。
17:00 授業開始:Political Philosophy of Law
ようやく授業です。この授業、ほんとにわからない(小声)。
哲学はほんとに苦手で、ずっと避けてきたのでわからない。
あとで、日本語の文献で補強しなきゃやばいです。
19:00 授業終了
わからない授業はつらいですね。ようやく終わりました。
Sciences Poのスケジュール的に、授業間の休み時間は15分しかありません。しかもお昼休みもないので、お昼の時間に授業が重なっているときは、お昼ご飯を食べそこないます。繰り返しますが、なんとも非人道的です。
19:15 授業開始:International Public Law
ようやく今日最後の授業です。Sciences Poには大きく分けて2種類の授業形式があり、一つは大講義、もう一つは少人数制のセミナー形式です。この授業は、先生が話して生徒が聞く大講義形式。でも、Sciences Poの大講義はとてもインタラクティブで、学生たちは積極的に質問をしていきます。日本とは大違いなので、なかなか着いていけない…。一生懸命噛り付いて、英語を追います。
21:15 授業終了
ようやく長い長い一日が終わりました。疲労困憊。
家に帰るともう22時。
夕食は、適当にケバブか何かを買って帰ります。パリには中華惣菜屋さんもたくさんあるので、とても助かります。
1日お疲れさまでした。
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念のため言っておくと、ここでご紹介した1日は、1週間の中で最もハードな日です!必ずしも毎日こういうスケジュールなわけではないのでご安心を笑
ついでに、ぺんぎんの1週間のスケジュールをご紹介します。
黄色が少人数セミナー形式、青が大人数大講義形式、そしてピンクが語学の授業です。
語学の授業については、また後日詳しく書きますので、乞うご期待。
ではまた。
(ぺんぎん)