Sciences Poのキャンパス

こんにちは。ぷらんくとんです。

これまでの投稿からも薄々感じられると思うのですが、2017年現在、Sciences Po パリキャンパスの設備はとても貧弱です。

というのも、高級ブティックが立ち並ぶサンジェルマンデプレ地区(東京でいうと青山や代官山的な雰囲気でしょうか)にキャンパスが点在しており、いわゆるアメリカやイギリスの大学から想像されるような、大きな敷地に青々とした芝生、広い競技場に学生寮、のようなイメージとは無縁。。。

 

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 http://www.sciencespo.fr/welcome/sites/sciencespo.fr.welcome/files/plan_sciences_po.pdf

  

もともとは少数精鋭のエリート育成機関だったためそれで全く問題なかったのですが、近年の改革で、学生数も増え、キャンパスのキャパシティに対して、明らかに学生が多い。

 

学部生を地方のキャンパスに分散させても、パリキャンパスにはまだまだ人が溢れており、近隣の建物にどんどん拡張しつつも間に合わず、特にテスト期間中の自習スペース確保レースには熾烈なものがあります。

 

もちろん都市型キャンパスならではの良さはあるのですが(こちらは次回の投稿で触れたいと思います!)、今日は、わたしたちが日々どのような環境で勉強をしているかを紹介したいと思います。

 

1)メインキャンパス(地図上A)

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道が狭くて引きの写真を撮れないので、全体像が全くお伝えできていませんが、、、メインキャンパスの入り口です。パリ市内の建物らしく、奥行きはあるので、中に入ると中庭もあります。いわゆる講堂型の大教室もあり、Sciences Poの歴史を感じることができる建物です。

 

入口すぐのホール

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ミッテランもシラクもマクロンも、皆ここで勉強していたのだと思うと感慨深いのですが、ただ、歴史的な建造物だということでリノベーションができず(これはパリの多くの建物にも言えますが)、冷房設備がないため、夏場の大講堂での授業では、ゆでだこ状態です。(昨年の入学説明会では、あまりの暑さに途中退出者もちらほら)

 

こちらは道の端から撮った写真です。(道の狭さを感じて頂けるかと。。)右手奥がメインキャンパス、向かいには図書館があります。ちなみに、右手前はPaul Smithのブティックです。

 

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メインキャンパスの中には、教室(講堂・20人~50人収容の教室)の他に、食堂・中庭・図書館(分館)があります。

 

食堂はこんな感じ。小さいですね。

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左側に小さな売店があり、サンドイッチやクロワッサン、コーヒーが購入できます。CROUS(Centre Régional des Œuvres Universitaires et Scolaires)という、いわゆる生協的な学生支援団体によって運営されており、キャンパス内の売店のほかに、パリ市内には、パリの学生ならば誰でも入れる(というよりむしろ誰でも入れる)CROUS運営の食堂が点在しているので、そちらに行くこともあります。

 

わたしは、近くのパリ第5大学の地下にあるCROUS食堂か、歩いて10分程のところにある別のCROUS食堂(下写真)に行ったりしています。これらの食堂はポイント形式(€3.25=約400円=6ポイント)で、前菜(1~2ポイント)、メイン(3ポイント)、ヨーグルトやフルーツ(1ポイント)から自由に選ぶことができ、パンは食べ放題なので、とてもリーズナブルです。味は微妙ですけれども(フランスって美食の都だと思っていたのに、おかしいなって初めは思いました、もう慣れましたが)、お腹はふくれます。

 

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中庭です。みんな太陽が大好きなので、雨の日以外はみんなここに座ってお喋りしたり、お昼寝したり、勉強したりしています。学校のHPではだいぶ広く映っていますが(そして下の写真も人がいないので広く映っていますが)、大きい中庭を想像していると少しがっかりします。

 

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2)図書館 

メインの図書館は4階建て、メインキャンパス内の図書館は6階建てです。とても狭いので、ほとんどの本は書庫に入っており、オンラインで請求をして数時間後に受け取る、ということがほとんどです。また、上でも説明した通り、自習スペースが少ないので、休み時間には、席を探してウロウロしている学生に出会うことができます。その結果、多くの学生は、週の3,4日間に授業をまとめ、他の日は学校に来ず、自宅やカフェなので勉強をしていることが多いです。

(ただ、既に夏休みの今、わたしはがらがらの図書館でこの記事を書いています)

 

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メインの図書館の入口です。奥の落書きがしてあるシャッターがエントランス。(祝日に写真を撮ったので、シャッターがしまっています)手前は本屋さんです。(英語でLibraryは図書館なので、こんがらがりそうですが、フランス語ではLibraireは本屋さん、図書館はBibliothèqueです。)

 

3)その他の建物たち

PSIA(Paris School of International Affairs) のメインキャンパス(地図上H)。向かいはパリ第5大学。

 

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キャリアセンターや小教室のある建物(地図上J)

ここにはマルセルくんという猫が住んでいて、時々一緒に授業を受講しています。ちなみにこちらの真向いはサンローランのオートクチュールの拠点です。

 

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博士課程のメインキャンパス(地図上D)

サンジェルマン大通り沿いにもキャンパスがあります。博士課程のメインキャンパスですが、それ以外の語学の授業も行われています。

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School of Journalism のメインキャンパス(地図上D)

こちらもサンジェルマン大通り沿い。近年取得したばかりの建物ですが、もともとは出版業界組合の建物で、あのオペラ座の設計で有名なシャルル・ガルニエの設計だそう。しゃちさんはこの建物で授業を受けているとのこと、うらやましい。

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と、ここまでつらつらとSciences Poのキャンパスの小ささを前提に紹介してきたのですが、実は、2022年を目標に新しいキャンパスを計画中。これまた近隣の建物をゲットしたのが、ちょうど昨年。完成すれば、14,000㎡の新しいキャンパス、中には500㎡のカフェテリアもできるそうで、Sciences Poの学生ライフは格段に改善するはずです。

 

残念ながら今在学中のわたしたちはその恩恵に預かることはできないのですが、これから出願を考えている方は、このことも念頭に、学校選びをしてもらえたらいいかな、と思います。

 

リンク先にある動画では、新しいキャンパスのイメージ図もみることができるので、参考まで記載しておきます。

http://www.sciencespo.fr/campus2022/un-campus-pour-se-reinventer/

 

(ぷらんくとん)