外国語授業のしくみ

こんにちは、ぺんぎんです。

実はわたくし、自他共に認める語学おたくです。

 

だから、というわけではないのですが、この「Sciences Poの語学の授業はどんな感じ?」というポストを担当させてもらうことになりました笑

 

自分自身、Sciences Poではフランス語と中国語の授業をとっています。

 

ではさっそく、見てみましょう!

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幅広い選択肢

何といっても、Sciences Poの外国語の授業は種類が豊富。さすがinternationalを謳っている学校なだけありますね!修士学生だけでなく、学部生も同じ授業を取れるので、下のように、手話を含め20言語が用意されています。

  • アラビア語
  • イタリア語
  • インドネシア語
  • 英語
  • 韓国語
  • スペイン語
  • スワヒリ語
  • 中国語
  • チェコ語
  • ドイツ語
  • トルコ語
  • 日本語
  • ハンガリー語
  • ヒンディー語
  • フランス語
  • ヘブライ語
  • ポーランド語
  • ポルトガル語
  • ロシア語
  • 手話

各言語の詳細は、Sciences Poホームページの外国語授業のページ(こちら)から参照できます。真ん中のCharterをクリックして、各レベルの内容をチェックしてみてください。

 

フランスに限らず、ヨーロッパの大学で外国語の授業を選ぶときに重要になってくるのがCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)と呼ばれる基準です。各レベルの説明はこんな感じ。もっと詳しい説明は欧州議会ウェブサイトにて

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Sciences Poのすべての外国語の授業は、この基準に従ってクラス分けされています。

 

このようにたくさんの選択肢があるわけですが、基本的に週1コマ(2時間)のみの授業なので、授業だけで身につくとは思えません。Sciences Poの学生たちは授業と並行して、学校内でランゲージエクスチェンジをしたり、パリにある外国語学校INALCOに通ったりして、語学学習を進めています。

 

ちなみに、基本的に週1コマと書きましたが例外もいくつかあります。以下の授業では、A1~B1(初中級)レベルでは、1授業につき週2コマあります。

  • 外国人学生用のフランス語授業
  • (フランス人にとって)難しい言語:アラビア語、ロシア語、中国語、韓国語、日本語

 

厳しい履修制限

自分のような語学おたくは、こんなにたくさんの選択肢があると舞い上がってしまって、どれもこれも受講したくなってしまうのですが、Sciences Poは許してくれません。1人2言語までしか取れないように、履修制限がされています。

 

しかも、フランス語が流暢ではない外国人学生はフランス語の履修が強く推奨されているので、なかなか選択肢は多くありません。それでも、フランス語以外のもう1言語を受講している外国人学生が全くいないわけではなく、わたくしぺんぎんのように東アジア専攻で中国語選択の人や、中近東専攻でアラビア語選択の人、南米専攻でスペイン語選択などが多いようです。

 

全部フランス語!

ほんとは、第2外国語(フランス語以外)をとりたいと思っている人はもっといるのですが、ここで問題がひとつ。前述のとおり、この外国語の授業はフランス人学部学生も受講しています(というか、むしろこっちがメイン)。なので、なんとこれらの授業は全部フランス語で行われます。

 

想像してみてください。パリに来て初めてフランス語を始めた人が、同時進行でフランス語でアラビア語を学んだらどうなるか…。まさに悲劇ですね笑

 

これは余談ですが、私がとっている中国語の授業もフランス語で行われます。これがなんだかんだとても面白い。なぜって、先生が説明してるフランス語の単語は知らないけど、中国語の漢字を書いてくれればわかるってことがよくあるから。例えば、「これはmontgolfièreの意味だよー」と言われ「??」となっても、黒板に「熱氣球」と書いてくれれば一目でわかりますよね笑

 

これは、外国人学生が受講するフランス語の授業も同じです。A1レベル(初級レベル)で初めてフランス語を学ぶ学生に対しても、容赦なく100%フランス語で授業が行われます。つまり、フランス語でフランス語を学ぶ。「授業がわかるレベルだったら、A1の授業なんかとらへんわ!」という叫びを聞くのは日常茶飯事です笑

 

ということで、Sciences Poに入学が決まったけど、フランス語はまったくわからない…というそこのあなた。ぜひ入学前に、少しだけでも(日本語で)フランス語に触れておくことを強く強く強くお勧めします。

 

【超重要】パリに住んでいるからといって、自然とフランス語が話せるようにはなりません。

 

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こうしてSciences Poで勉強している外国人学生は、専門のほかにフランス語にも苦しめられながら生活しているのです。非英語圏の留学も楽じゃないですね…笑

 

ブログ執筆者5人のおすすめフランス語勉強法などはまた次の機会に!

 

ではでは。

 

(ぺんぎん)