勉強以外のSciences Po
みなさんこんにちは。ぺんぎんです。
今日は皆さんに、パリ政治学院の勉強以外の面をご紹介しようと思います。
パリ政治学院の学生も、もちろん毎日ただひたすら勉強ばかりをしているわけではありません。日本の大学ほど種類は多くありませんが、ここにも様々な課外活動が用意されています。すべてをここで網羅するわけにはいきませんが、いくつかご紹介するので、Sciences Poでの生活の勉強以外の面を皆さんに知ってもらえたらなあと思います!
課外活動には大きく分けて三つのカテゴリーがあります。
- アート・スポーツの授業
- クラブ活動
- 学生団体・学生イニシアティブ
アート・スポーツの授業
パリ政治学院では、通常の授業以外に芸術とスポーツの授業が用意されています。
アートの授業は、BdA(Bureau des Arts)という学生団体が担当していて、絵画や映画撮影、詩といった一般的な芸術の授業や、ビールの授業なんていうのもあります。多くはフランス語での授業ですが、英語での授業もいくつかあります。詳細はこちら。
スポーツの授業では、Sciences Poが提携しているパリ市内にあるスポーツセンターや道場などに行って授業を受けます。こちらも、幅広い選択肢があり、メジャーな球技を始め、社交ダンスや乗馬、太極拳、フェンシングなどいろいろあります。詳しくはこちら。
これらは授業なので、登録すれば単位をもらうことができます。その場合は、通常の授業と同じルールが適応され、2回以上の欠席で失格とみなされます。また、これら両方とも、別途登録料と教材費がかかります。
クラブ活動
あまり数は多くないですが、Sciences Poにもクラブ活動があります。ここではいくつか代表的なものをご紹介しましょう。
Sciences Po Refugee Help
難民支援を行っている学生団体です。フランス国内で活動する難民支援系学生団体の中でも結構大きい部類のようで、庇護希望者に対して法的支援を行うチーム、フランス語教室を開講するチーム、路上や難民キャンプで生活する人たちに物的支援を行うチームなどに分かれて活動しています。
Bureau des Arts (BdA)
上で挙げた芸術の授業を担当している学生団体です。アート授業のほかに、頻繁にSciences Poの学生対象のバーナイトを開催しています。BdA主催のアートに関するイベントなどもあるようです。
Chœur et Orchestre de Sciences Po (COSP)
パリ政治学院の学生で構成されるオーケストラと合唱団です。それぞれ週1で練習しており、1学期に1回、校内の講堂でコンサートを行っています。その他にも、近くの教会などで、ゲスト演奏をすることもあります。特に学校からの金銭的補助があるわけではないので規模はそれほど大きくなく、全員自分の楽器を持ち寄って参加しています。
学生団体・学生イニシアティブ
パリ政治学院の学生は、学校公認の学生団体またはイニシアティブを設立することができます。この2つの違いは、学生団体が長期的な活動であるのに対して、学生イニシアティブは、各学期ごとに学生投票によって選出され、その1学期間のみ公認団体としての活動が許可されます。詳しくはこちら。
Association de Sciences Po Pour l'Afrique (ASPA)
アフリカ地域に焦点を置いた学生団体で、アフリカの文化や政治などのイベントを開催したり、議論の場を提供したりしています。
Junior Diplomat Initiative (JDI)
フランスのほかにスイスやチェコでも活動している団体JDIのSciences Po支部です。パリ所在の各国大使館の訪問を企画し、大使館と学生間のディスカッションなどを主催しています。
Ramen-toi
日本好きと韓国好きが集まった学生団体です。日本語・韓国語・フランス語のLanguage Exchangeを支援したり、日本料理・韓国料理のイベントを開催したりしています。
Sciences Po Club Chine (C2)
中国人学生の団体です。文化イベントの他に、中国関連のゲストスピーカーを呼んだディスカッションイベントなどを主催しています。
今回は、Sciences Poでできる勉強以外の活動についてご紹介しました。
学生数も多く授業数も多いので、授業だけではなかなか友達を作るのが難しいSciences Po。これらの課外活動で知り合いを増やすのも良い選択かもしれないですね!
(ぺんぎん)