パリ大学院生活 at SciencesPo

フランス・パリ政治学院(通称SciencesPo)に在籍する大学院生のブログです!

怒涛のインターン探し

こんにちは。こあらです。

 

本日は私のインターン探しについて書こうと思います。

このブログで前出のように、PSIAの場合は、第3学期目にインターンか修論か留学の3つから選ぶことになります。大半の学生がインターンを選ぶのですが、インターンを探すプロセスは学生自身でやらなければなりません。

 

こあらは、シアンスポが強いコネクションを国際機関と持っていて、学生をほぼ何らかの国際機関に送り出してくれるのではないか?といった甘い夢を見ていました。が、その夢すぐに崩れ去り、基本的には自己責任で、自分でインターンを探し、応募し、オファーを確保しなければならないことがわかりました。自分でとはいいつつも、(一応)キャリアサービスのサポートとしては、以下のようなサポート制度があります。

  • (週一回くるはず…?の)ニュースレター
  • シアンスポ生限定の応募ポジション検索エンジン
  • CVとカバーレターの書き方セミナー・面接セミナー
  • シアンスポ学校からの推薦枠(OECD等)

 

上記のサポート制度を駆使しつつ、学生自身でインターンを見つけなければならないのが現実です。つまりプチ就活です。

こあらの場合、半泣きになりながらインターン探しをしていました。というのも、コロンビア大学とのダブルディグリー生は、約240時間のインターンが必須となっているものの、秋学期と春学期はコロンビアで授業があるので、基本的には夏の間にインターンを行わなければならないからです。5月の半ばに学期が終了するので、インターン探しを始めるのは、2月や3月ごろ。。。。つまりシアンスポ在学中の春学期中に授業をこなしつつ、履歴書を様々な会社や機関に送り付け、面接をこなしていかなければならないのです。この生活をこなしていく中で、精神的にも体力的にもえぐられ、倒れるかと思いました。こあらの場合、全部で30社近くに応募し、メールの返信がもらえたり、もらえなかったりと、悶々とした日々を過ごしていました。

特に私の場合は、期間が最長でも3カ月という短いインターンだったので、条件面で非常に苦労しました。多くのインターンシップは最低3ヶ月、通常6ヶ月ということが多く、条件面での折り合いがつかないことが多々ありました。面接を受けては、不採用という連続の中で、学部時代の就活が脳内で何度も蘇り、どこからもインターンのオファーをもらえなかったらどうしよう、、、、などと不安になる日々でした。

 

インターン探し中は、精神的な起伏が激しく、今振り返ってもそんなに楽しいプロセスではありませんでした。ただ、シアンスポで良かったなという点は、学校の事務方はコネクションを直接的に持っていなくとも、2年生や卒業生が様々な機関で働いていてコネクションを持っていたり大学の先生方も頼めば推薦状を書いてくれたりします。例えば、シアンスポのFacebookのページ上では、2年生が1年生に対して、時折2年生がインターンをしている機関の空席をポストしたりしてくれます。こあらの場合は、ぺんぎんさんからインターン探しの開始時期に関するアドバイスをもらいつつ、私の志望する機関で既にインターンをした2年生(韓国の方)にCVを見てもらったりフィードバックをもらったりしていました。また、1年生の間でも仲がいい友人同士で互いにCVやカバレーターを作り、アドバイスし合いました。また、学校の先生に直接お願いして、推薦状も何通か頂きました。このように、学校のネットワークやリソースも自分から積極的に使っていくことが、インターン探しにおいて重要だったと感じています。

 

最後の最後になりますが、「シアンスポPSIAの3学期目でインターンを選択した人々は、なんだかんだインターンは決まるから大丈夫」と2年生から言われました(実際、このブログでインターンを選択した2年生も全員きちんとインターンを修了しています)。なので、私の場合もそこまで心配になる必要はなかったのかもしれません。

このブログを読まれている方で、将来PSIAや公共政策に進む方で仮にインターンを選択する場合、「なんだかんだみんなインターン決まる」ことを念頭に、リラックスした状態でインターン探しに望まれると良いと思います。

 

(こあら)