都市型キャンパスの良さ

こんにちは。ふたたび、ぷらんくとんです。 

前回「Sciences Poのパリキャンパス、設備が貧弱!」とご紹介しましたが、個人的には、それをふまえてもなお、Sciences Po、そしてパリを選んでよかったな、と思っています。そこで、今日は、都市型キャンパスだからこそのSciences Po良さを、3つのポイントにわけてご紹介したいと思います!

  

①理想論にとどまらない学びを得ることができる

学びの環境という観点で、大学・大学院のキャンパスは郊外型と都市型にわけられると思います。

 

前者は、広大な敷地の中にすべての設備が揃っていて、場合によってはキャンパス内で暮らしていけるような環境。この利点は、「勉強に専念できる」こと。逆に「外の社会との接点が希薄」ともいえます。

 

後者は、都市の中にキャンパスがあるパターン。土地に限りがあるので、十分なスペースがなかったり、寮がないため学生は家探しに四苦八苦、満員電車で通学なんてことも。ただ、利点は、郊外型キャンパスの逆で、「外の社会との接点が多い」ということです。

 

教室で学ぶことはどうしてもアカデミックだったり、理想論にかたよる傾向があります。 

例えば、典型的な都市型キャンパスであるSciences Poの場合。キャンパスを一歩でると、パリの街には、理想とは全く違う現実社会が広がっています。物乞いの人、シリアからの難民、地区ごとに全く違う住環境。

わたしの通学路には、数百メートルに1人ずつ物乞いの人or家族がいますが、彼ら、彼女らの脇をすり抜けながら通学をしていると、否が応でも学びと現実の違いを実感し、じゃあその上でどうしたらいいのか、とより深く考えざるを得ません。現実の社会が、理想論に走りがちな机上の学びに対するストッパーになっている、と強く感じます。

 

②都市にはすべてが集まる

都市には人やモノ、情報が流れ込んできます。

 

先日のフランス大統領選は、政治の中心としてのパリを最も感じた機会でした。 

マクロンの演説を聞きにいってそのコンサートかのような盛り上がりっぷりに度肝を抜かしたり、支持者たちが集まるカフェでディベートをきいて、フランス国民の生の反応を感じたり。逆に街角でマクロンのポスターに落書きがされ、ルペンやメランションのポスターが代わりに貼られているのを目撃したり。

 

もちろん政治に限らず、レストランや音楽や、いま一番勢いのあるものがすぐそこで体験できる、という環境はとても貴重です。

 

また、パリには世界中から食や芸術や哲学を学ぶ人たちも集まってきています。そういった「多種多様」な「挑戦する人」と出会える、ということも都市であるパリの魅力です。

 

③楽しいことがたくさん!!

勉強にも息抜きは必要なもの。そこは、パリ、なんでも揃っています。

 

普通に同級生と飲みに行く以外にも、例えばエッフェル塔を横目にセーヌ川沿いでピクニックをしたり、美術館巡りをしたり(なんとルーブル美術館などは26歳以下の学生は無料です)。わたしは、近所にある小さな映画館に古い映画を観に行っていました。

 

それもこれもパリ、そして都市だからこそ。都市は社会の縮図であり、大きな学びの場です。学校以外の街全体をキャンパスととらえると、貧弱な設備も許せるものです。

 

学校選びの際には、学問そのものにどっぷりつかりたいのか、生活全体での学びも重視するのか、という観点も検討してみることをおすすめします。

 

↓サンジェルマン大通り沿いのキャンパス

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(ぷらんくとん)