パリ大学院生活 at SciencesPo

フランス・パリ政治学院(通称SciencesPo)に在籍する大学院生のブログです!

Sciences Poの卒業式

こんにちは!2017年の7月に卒業したらっこです(今回初投稿)!

PSIAのHuman Rights and Humanitarian Actionのマスターに在籍していました。もう半年以上の前のことになりますが、今回はSciences Poの卒業式について触れたいと思います。

 

Sciences Poの卒業式は毎年6月末、または7月の頭に行われます。私は、せっかく海外の大学に正規入学したからには絶対に卒業式に参加してみたいと思っていました。そのため、授業自体は5月の中旬に終わっていましたが、その後も卒業式に参加するためパリに残りました。

 

実はフランスでは、私たち日本人が想像するような卒業式を行う大学はほとんどありません。Sciences Poでも学部では卒業式というのもありませんし、他のフランスの大学院ではGrand Oral(口頭試験)を終えてパスできればその場で修士号をもらえて終わりのところもあります。終わりは結構あっさりしていると思います。

 

だから、下記の写真のように大きいホールを貸し切って盛大に卒業式を行うのはフランスでは非常に珍しい。エリート学校であるSciences Poならではのイベントなのかもしれません。

 

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 [当日の卒業式の様子 ©️らっこ]

 

当日は、パーティー用のお食事からシャンパンまで全てが用意されていました。PSIAの学生は色々な国からきており、卒業式ではその家族も多く出席するので、卒業式は国際的なパーティーのようです。

 

私は、日本から母に参加してもらいました。当日は一緒に写真を撮ったり、私の友達と会ったり、華やかな雰囲気を満喫してもらいました。はるばる日本から来てくれた母には本当に大感謝です!

 

さて、本題に入りますが、Sciences Poの卒業式では、一人ずつ名前が呼ばれてステージで赤色のSCIENCES PO 2017と書かれたスカーフを首にかけてもらいます。summa cum laudeまたはcum laudeだった人は名前のあとにそれもつけてよんでもらえます。正直、8教科近く履修していて全部パスするのも大変なのにsumma cum laudeの人がちらほらいて、感服するばかりでした。

 

スカーフをかけてくれるのは、Sciences PoのプレジデントのMonsieur Frédéric Mionともう一人のサブ的な偉い人のこの2名です。←名前思い出せない笑

みんなMionと握手してスカーフをかけてもらいたいと思っていますが、こればっかりはどちらにあたるかはその時に並んでいる順番次第なので、運に任せるしかありません。(ちなみに私はMionにあたりました!ラッキー!)

 

一人一人に割かれる時間はほんの数秒ですが、2年間頑張って勉強した人には結構大事な瞬間です。私の番の時は、母がばっちりビデオ撮影してくれて、当日は来られなかった友人もパソコンでスクリーンショットを撮ってくれました。因みに、当日の卒業式の様子はリアルタイムでweb配信しているのでパソコンでみられます。フランスではアメリカみたいにガウンをきて帽子をなげることはしないので、Sciences Poの卒業式のハイライトは、やはり自分の名前が呼ばれてステージに出るときだと思います。

 

卒業式には色々な理由で参加しないまたはできない学生もいますが、個人的には2年間の大学院生活にけじめをつけることができ、友達に会える最後の機会になると思うので、日程的に可能な人は参加するのがオススメです。

  

去年の卒業式のYouTube動画はこちら